第060回:渋沢栄一の書

渋沢栄一晩年の漢詩: 異洲早已記英名。来与幽魂訂旧盟。日暮蕭蕭風送雨。併将暗涙濺墳塋とある。

2月14日(日曜日)、いよいよ渋沢栄一を主題にしたNHKの大河ドラマが始まった。

『青天を衝け』(せいてんをつけ)は、NHK大河ドラマ第60作。「日本資本主義の父」とも称される渋沢栄一を主人公に幕末から明治までを描く。

第一回は渋沢栄一の故郷埼玉県の北部にある深谷の子供時代をNHKらしい正確な時代考証で再現していた。期待をしている。

ところで、家内の父方の実家は埼玉の深谷で祖父の代から渋沢栄一の書が伝えられてきていたが、詳しい事はよくわからないまま今まで伝承されてきた。しかし、渋沢栄一のドラマが始まるにあたって家内が鑑定を依頼することになり、とりあえず知り合いの画商に預けたところ、ほぼ間違いなく本人の書いたものであろうと言うことになった。

残念ながら書に力がなく晩年のものと言うことだった。その辺は署名から想像ができたが、問題はシミがあり、シワが上部と下部に広がっていることだ。そして内容もよくわからなかったのだけれど、検索してみると渋沢栄一の晩年の漢詩の1つであることが分かった。

「異洲早已記英名。来与幽魂訂旧盟。日暮蕭蕭風送雨。併将暗涙濺墳塋」と書いてある。その意味するところだけれど、ペリー提督の墓をニューポートに訪れる、という内容らしい。

もう少しわかったらまた書きたい。

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